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マルチエージェントの8つの失敗モード#

Patterns #multi-agent #failure-mode #orchestration updated 2026-04-13 3 min read

複数のエージェントやセッションを同時・並列に運用する際に現れる筆者的な失敗モード。

8 つの失敗モード 一覧#

mindmap
  root((マルチエージェント<br/>失敗モード))
    記憶系
      Context Amnesia
      Cross-Session Memory
      Knowledge Death
    並行系
      File Edit Conflicts
      Mid-Task Failure
    構造系
      Flat Task List
      Self-Review Blindness
    経済系
      Token Waste

1. Context Compression Amnesia#

コンテキスト圧縮時にエージェントが重要な決定を忘れる。

  • 症状: 前のターンで決めた方針を圧縮後に覆す
  • 対策: 重要決定を外部ファイル(MEMORY.md や ADR)に永続化する

2. Self-Review Blindness#

同一モデルが自己レビューするとバイアスが残り、問題を見逃す。

  • 対策: 批判者エージェント(別ロール)による独立評価を挟む

3. Mid-Task Agent Failure#

長時間タスクで途中死亡し、中途半端な状態で残る。

  • 症状: バックグラウンドエージェントがネットワークエラーやトークン制限で停止する
  • 対策: チェックポイント戦略を採る(一定間隔で成果を保存・コミット)

4. Concurrent File Edit Conflicts#

複数エージェントが同じファイルを同時編集して競合する。

  • 症状: Worktree 並列時にマージコンフリクトが多発
  • 対策: ファイル所有権を事前に宣言するルールを導入する

5. Flat Task List Inflexibility#

フラットな TODO リストで回復不可、ゲートなし。

  • 対策: フェーズゲート付きのタスク管理に切り替える

6. Lost Cross-Session Task Memory#

セッション間でタスクの記憶が消える。

  • 対策: 外部永続化ファイル(MEMORY.md、TODO ファイル等)を併用する

7. Knowledge Death Between Sessions#

意思決定の経緯が次セッションで消える。

  • 対策: ADR 形式で意思決定を記録する

8. Token Waste During Idleness#

低価値な操作(同じファイルを繰り返し読む、無意味な検索を重ねる等)でトークンを浪費する。

  • 対策: 1 実験あたりの時間上限(15 分等)を設けて、判断せずに動き続けるのを防ぐ

参考ソース#

関連エントリ#