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ヒアリングテンプレートの設計#

Techniques #intent #hearing #technique updated 2026-04-13 2 min read

曖昧な依頼から意図を抽出するために使う、定型のヒアリング質問セット。毎回ゼロから聞くのではなく、テンプレートを用意しておくと抽出の漏れが減る。

ヒアリング質問の型#

以下 7 項目をベースにする。これは Intent Engineering における「意図の構造化」の入力になる。

  1. 目的: 何を達成したいか。できるだけ具体的に
  2. 成果物: 最終的なアウトプットは何か(コード、文書、設定ファイル等)
  3. 品質基準: 「良い」と判断する基準は何か(テスト通過、人間の主観、数値指標等)
  4. 頻度: 1 回きりか、継続的に行うか
  5. 制約: 変えてはいけないもの、使えないもの、守るべきルール
  6. 現状: すでに何を試みているか。その結果はどうだったか
  7. 規模感: 小さく始めたいか、本格的な仕組みが必要か

使い方のコツ#

  • 一度にまとめて提示する: 1 問ずつ聞くと会話が長くなり、依頼者が疲れる。番号付きで一括して渡す
  • 入力が具体的ならスキップする: 依頼文に 7 項目の情報が既に含まれていれば、足りない項目だけ追加で聞く
  • デフォルト値を用意する: 埋まらなかった項目は、原則やベストプラクティスに基づくデフォルトを提示して「これで進めてよいか」を確認する
  • 答えられない質問は放置しない: 依頼者が答えに詰まる項目は、重要度を下げるか、ヒアリング設計そのものを見直す合図

項目ごとの落とし穴#

  • 目的が抽象的: 「よくしたい」「効率化したい」は NG。「どういう状態になれば成功か」を数値で取る
  • 成果物が曖昧: 「資料」「仕組み」では絞れない。具体的なファイル形式・場所まで聞く
  • 品質基準が主観のみ: レビュアーの主観だけだと再現できない。評価軸の最低 1 つは定量化を試みる
  • 制約の聞き漏れ: 後から「実はこれ使えないんだった」が出ると、意図の凍結が壊れる。先に聞き切る

出力の扱い#

ヒアリングで得た回答は、そのまま中間表現(YAML 等)に落とし込んで凍結する。以降の設計・実装はこの凍結版を参照する。

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